-PLCにDCS演算モジュールを実装した新発想のコンパクト計装システム-
2008年8月29日
株式会社日立ハイテクノロジーズの100%子会社、株式会社日立ハイテクトレーディング(本社:東京都港区、社長:梅田 順丈)は、コンパクトかつ高度な制御を実現した新発想の計装システム、日立コンパクト計装システム「PD-1」を、8月29日から販売開始します。
本システムの開発・製造は、同じく日立ハイテクグループの株式会社日立ハイテクコントロールシステムズ(本社:茨城県水戸市、社長:小松 均)が行っています。
日立コンパクト計装システム「PD-1」は、プログラマブルコントローラ(PLC)(*1)に分散型制御システム(DCS)(*2)の演算モジュールを実装することで、温度・流量・圧力制御など高度で複雑なアナログ制御を可能とした新発想の計装システムです。
DCSの優位点である強力なアナログ制御機能や充実した監視操作ソフト群、ソフトウエア資産の継承性などはそのまま生かし、PLCの優位点であるコストパフォーマンスの高さやユーザーメンテナンスビリティの高さ、ハードウエアの入手容易性などを融合してコンパクト化を図った、新しいコンセプトの計装システムです。
価格は最小構成で300万円から。初出荷は11月末を予定しています。化学、食品、薬品などのバッチ生産プロセスから、水処理施設などの連続プロセスまで幅広いプラント向けに販売し、初年度に100セット以上の受注を目指しています。
ハードウエアに汎用のPCとPLCを採用し、高いコストパフォーマンスを実現しています。また、お客様でシステム構築をし、稼働後の保守も行うことができるため、システム導入コスト、運用コストともに低減させることが可能です。
PLCに実装したDCS演算モジュールで複雑なループ制御やシーケンス制御を行うことができます。従来のPLC計装が苦手と言われていた高度な連続制御やバッチ制御が実現できます。
グラフィック、トレンド、帳票など運転に必要な監視操作ソフト一式を標準で用意しています。エンジニアリングツールには日立EXシリーズで実績がある計装用言語SLC(*3)を搭載しており、お客様にて簡単に構築できます。
日立コンパクト計装システム「PD-1」
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