2009年11月26日
株式会社日立ハイテクノロジーズ 那珂事業所(茨城県ひたちなか市、事業所長:松坂 尚)に勤務する上遠野 徹氏が、2009年秋の褒章において、永年にわたる業務精励、優れた功績を称えられ、黄綬褒章を受章しました。
伝達式は、11月16日にホテルオークラ東京にて行われ、その後、皇居において天皇陛下に拝謁し、永年の労に対するねぎらいのお言葉を賜りました。
上遠野氏は理化学機器精密機械加工に従事、マシニングセンタを活用し、半導体製造装置及び半導体検査装置においてミクロン加工ができる独自の加工法を考案、実用化するとともに、多くの技能五輪選手を育成しました。また、その功績が認められ、2006年11月に厚生労働省が表彰する「現代の名工」に選ばれ、2007年10月には、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省が表彰する「第2回ものづくり日本大賞」において内閣総理大臣賞を受賞しています。
上遠野 徹(かとうの とおる) (56才)
1972年 | 日立工業専修学校卒業 (株)日立製作所 那珂工場 (現(株)日立ハイテクノロジーズ 那珂事業所)配属 光学装置製造部、電子応用装置製造部で精密機械加工に従事 |
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1997年 | 作業主任 |
2004年 | 工師 |
2008年 | 技能主幹 兼 機械課長 |
これまでご指導をいただいた、上司はじめ先輩方に心より感謝申し上げます。今回の褒章受章は、私一人の功績ではなく、世界一の製品を生み出す日立ハイテクの「モノづくり」に関係する皆さまの代表としていただいたものと思っています。
この受章が明日を担う若い人たちに、夢と目標を示す一助になれば幸いです。
上遠野 徹さん