―グローバル経営のスピードアップと顧客サービス向上にむけて―
2010年9月22日
株式会社日立ハイテクノロジーズ(本社:東京都港区、執行役社長:大林 秀仁/以下、日立ハイテク)は、激化するグローバルな企業競争に勝ちぬくため、2009年度から2012年度にかけて、総額約100億円のIT投資により、グローバル経営のスピードアップと顧客サービス向上を行ってまいりますので、お知らせいたします。
日立ハイテクが手掛けております半導体製造装置、液晶・ハードディスク関連製造装置、科学・医用システムなどの自社製品事業、および産業・ITシステム、先端産業部材などの商社事業においては、グローバル化が進むなか、企業間の競争はますます激化する傾向にあります。
このような状況下、企業が確固たる事業基盤を築き、高収益体質に転換するには、経営層から従業員にいたるまで、市場の変動を読み取りスピード感のある判断、行動を重ねていくことが必須となります。日立ハイテクにおいては、これらを支援するため、工場の建設などのハード面の投資と合わせ、グローバルベースでのデータシステムの整備などのソフト面の投資を重視する取り組みを継続しております。なお、「グローバルIT投資」の主要な取り組みは以下のとおりです。
日立ハイテクグループの経営管理制度を、損益計算書ベースから貸借対照表およびキャッシュ・フロー計算書ベースに切り替えました。これら財務諸表は連結かつ本部別にスピーディーに作成。市場の変化に合わせた迅速な経営判断に貢献します。従業員に対しても、営業キャッシュ・フローの実績を業績評価に反映させるなど、キャッシュへの意識を高める取り組みをしています。
顧客の購入、設置、定期点検、機能拡張などに合わせて、製造・販売・サービス部門が対顧客活動履歴を共有データベースに逐次登録。海外グループ会社も合わせてデータベースを一元管理します。納入済み装置は1台ごとに活動履歴つきで管理され、サービス部門は、プログラムに基づき自動的に提案される最適なサービス情報を使用して、グローバルに迅速なサービスを顧客に提供することが可能になります。(日本・米国では、2010年4月から稼働、その後、欧州、アジアへ展開予定)
連結経営の重要性の高まりに加え、IFRS(*)導入に対応するため、海外どの拠点でも同じテンプレートでERPシステム(**)を使用できるようにします。全世界のデータおよびサーバーをはじめとしたハードウェアを日本で一元管理。迅速な経営層へのデータ提供、海外拠点への業務支援機能強化と効率化により、グループIT資産の有効活用を目指します。
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