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株式会社 日立ハイテク

社長就任挨拶(要旨)

「次の10年」の成長に向けて、最先端・最前線へチャレンジし続けよう

2011年4月1日

株式会社日立ハイテクノロジーズ
執行役社長 久田 眞佐男

この度、4月1日付で日立ハイテクノロジーズの社長に就任するにあたり、あいさつを申し上げます。

はじめに、3月11日に東日本を襲った大地震により被災された皆様に、心からお見舞いを申し上げますととともに、犠牲になられた方々並びにご遺族の方々に対し、心からお悔やみ申し上げます。
戦後最大の国難とも呼ぶべき非常に厳しい環境の中で、日立ハイテクグループは今年10月に創立10周年を迎え、新しいスタートを切ることとなります。しかしながら、当社グループは設立以降、なかでもリーマンショック後の世界的な景気後退の中、事業構造改革の完遂によりV字型回復を達成するなど、諸先輩方が、全力をあげて難局を乗り越えてきました。これまでのご尽力に深く感謝を申し上げるとともに、「次の10年」の成長に向けて引き継いだ責務の大きさを考えますと、まさに身の引き締まる思いであります。

私は社長就任にあたり、当社グループの実現すべき姿「『最先端・最前線の事業創造企業として、お客さまとともに先頭を走る』」企業」を実現するために、皆さんとともに、次の5点に全力で取り組んでいきたいと考えております。

  1. 「市場変化を先読みし、最先端・最前線へチャレンジしよう」
  2. 「オープン&グローバルに事業を創造しよう
  3. 「チームワークでお客さまとのコラボレーションを深めよう」
  4. 「期待を上回るスピードで先頭を走ろう」
  5. 「真のCSR企業として、豊かな社会の実現に努めよう」

1. 「市場変化を先読みし、最先端・最前線へチャレンジしよう」

新事業・新製品開発につながる生きた情報は、ビジネスの現場にあります。まずは、皆さん一人ひとりがそれぞれの現場でアンテナを高くして、ビジネス環境の変化を、お客さまのニーズを敏感に感じ取っていただきたい。また、つかんだ情報をもとに、正しく判断し、適切に行動することができるよう、仕事のプロフェッショナルになっていただきたい。そして、高いスキルと豊かな経験・知識に基づいた先見性を発揮して、市場変化を先読みし、お客さまの潜在的なニーズをもいち早くキャッチしていただきたいと思います。
私が皆さんにお願いしたいことは、「失敗を恐れず、積極果敢にチャレンジする」ということであり、仮に失敗しても、失敗から学び、次の大きな成功へとつなげていただきたい。「ハイテク・ソリューション事業におけるグローバルトップ企業」を実現するために、失敗を恐れず、粘り強く挑戦し続けましょう。

2.「オープン&グローバルに事業を創造しよう

当社グループは、ワールドワイドに幅広い事業展開を行っており、お客さまのニーズや市場動向などの最先端情報をグループ内で共有できるという強みをもっています。この強みに更に磨きをかけるために、私は、グループ内のコミュニケーションが良い、オープンな企業グループにしたいと考えています。また、国籍や言語、文化、性別など多様な個性をもった人たちが、それぞれを尊重し合い、お互いの良いところを掛け合わせていける企業風土を創りたいと思っています。
現在、当社グループは、事業の半分以上が海外における取引ですが、更に成長を加速させるには、より一層のグローバル化が必要です。販売活動の更なる拡大と深耕に加え、ワールドワイドな生産・調達・サービス体制の構築などに更に力を注いでいただきたい。常に「グローバルな事業展開」を念頭に置いて業務に取り組むことにより、新しい事業を、そして新しい価値を創造していきましょう。

3. 「チームワークでお客さまとのコラボレーションを深めよう」

私は、当社グループの成長の原動力は、最先端・最前線の勝ち組のお客さまとの強力なコラボレーションであると考えています。コラボレーションでは、まずお客さまからパートナーとして選ばれることが大切であり、選ばれるためには、当社グループに対する信頼が不可欠です。
当社グループに対する信頼とは、「製販サ」一体の強みを活かし、他社には真似のできないビジネスモデルを作り出す「事業創造力」に対する信頼であり、「製販サ」の融合による、オンリーワンの「ハイテク・ソリューション」に対する信頼です。
是非とも、皆さんには、プロフェッショナル集団の一員として、これまで以上に日立ハイテクグループとしてのチーム力を発揮できるよう、力を注いでいただきたい。そして、高い総合力を発揮することにより、お客さまとのコラボレーションを深めるとともに、新たなコラボレーションを創造していきましょう。

4. 「期待を上回るスピードで先頭を走ろう」

当社グループが事業活動を行っている最先端技術分野は、競争が厳しく、変化が激しい分野です。この分野で勝ち抜くためには、コンペティターに先駆けた新事業・新製品開発や、お客さまのニーズに適したソリューションのスピーディな提供が、不可欠の条件です。現在、技術革新のスピードが加速し、事業モデルの陳腐化が速さを増しております。このような状況で大切なのは、事業推進の「スピード」です。
皆さんには、業務のPDCAサイクルをスピーディに回すとともに、常に時間軸を意識して業務を行っていただきたい。お客さまの期待を上回るスピーディな対応で、明日のニーズに対応することにより、「ハイテク・ソリューション事業におけるグローバルトップ」を実現していきましょう。

5. 「真のCSR企業として、豊かな社会の実現に努めよう」

今日、企業の環境活動の重要性はますます高まっており、当社グループにおいても、環境適合製品の拡大や環境貢献型製品・環境配慮型事業の強化などに鋭意取り組んでいます。一人ひとりが環境マインドを高め、地球環境の改善に貢献できる事業活動に取り組んでいただきたいと思います。
また、企業活動の大前提は、社会的責任を果たすことであり、信頼される企業、組織、個人であることです。一人ひとりが「基本と正道」を実践し、社会からの「共感と信頼」を得てこそ、お客さま・社会とともに、持続的発展を遂げることが可能となります。社会の一員であるという意識をもち、市民社会、地球環境との調和を重視して行動していただきたい。当社グループの一人ひとりが、企業の社会的責任を果たすことにより、真のCSR企業として、共に豊かな社会の実現に努めていきましょう。

私は皆さんの先頭に立って、そして皆さんとともに、日立ハイテクグループの更なる飛躍・発展に向けて、全力でチャレンジします。必ずや、皆さんの力で、日立ハイテクグループを「ハイテク・ソリューション事業におけるグローバルトップ」へと育て上げていきましょう。

執行役社長 久田 眞佐男
執行役社長 久田 眞佐男

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株式会社日立ハイテクノロジーズ
CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部  担当:松本
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