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Hitachi

株式会社 日立ハイテク

日立自動分析装置「LABOSPECT 006」を発売

―質の高いデータをより速く提供する、「検査室の頼れるパートナー」―

2012年11月29日

株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:久田 眞佐男/以下、日立ハイテク)は、この度、臨床検査用自動分析装置「LABOSPECT」シリーズの新製品として、さらなる高精度分析と業務効率・操作性の向上を実現した、日立自動分析装置「LABOSPECT 006」を開発し、11月29日(木)に、日本国内で発売を開始します。

日立ハイテクは、世界トップクラスの実績を誇る臨床検査用の生化学自動分析装置の製造・販売を行っております。国内では「LABOSPECT」シリーズとして、大・中規模病院の主力機としてご使用頂いている大型自動分析装置の「LABOSPECT 008」と、小規模病院や大型機器のバックアップ向けなどにご使用頂く小型自動分析装置の「LABOSPECT 003」の2機種を提供しております。信頼性と効率性の向上を開発コンセプトとしたLABOSPECTシリーズは、臨床検査の現場で高い評価を頂いております。

2001年の発売以降1,000台以上(2012年9月現在)の納入実績がある「7180形」に続いて、新たにシリーズに加わった「LABOSPECT 006」は、中規模病院の主力機のみならず、夜間緊急用や大規模病院のバックアップ用にご使用頂ける中型自動分析装置です。

今回開発した「LABOSPECT 006」では、これまで培った日立の技術を活かして最小検体分注量1μLを実現し、採取するサンプル量の微量化により小児や高齢者患者の負担を軽減します。また、試薬量の少量化、最小反応液量75μLによりランニングコスト低減を可能にしました。そして、比色項目(*)最大1,000テスト/時(当社従来機種比125%)という処理能力を実現するとともに、日立ハイテクが独自開発したラックロータを搭載することで緊急検体への迅速対応を可能にするなど、臨床検査業務の効率向上に貢献します。
また、ユーザーからご要望の多かったラック投入方式の採用や、試薬不足など装置状況を瞬時に把握できるよう操作画面デザインの視覚性を高め、タッチパネル操作を可能にするなど、優れた操作性を実現しました。
日立ハイテクでは、検査データの品質向上や業務効率の向上がますます求められている検査室に対し、大・中・小規模施設それぞれの利用場面にフィットしたクラスの製品を「LABOSPECT」シリーズとして幅広くラインアップすることで、「検査室の頼れるパートナー」として、臨床検査を取り巻く環境の変化に柔軟に対応したトータルサポートを実現してまいります。

日本国内における本体標準価格は5,800万円(税別)。年間150台の販売を見込んでいます。
日立ハイテクは、2012年11月30日(金)から12月2日(日)まで開催される、「臨床検査機器・試薬総合展示会2012京都大会」(開催地:京都府国立京都国際会館イベントホール)にて、本機の実機展示を行う予定です。

日立自動分析装置「LABOSPECT 006」
日立自動分析装置「LABOSPECT 006」

主な特長

  1. 最小検体分注量1μL、超音波撹拌で反応液量75μLの微量化を実現
  2. 業務効率の向上を追求したラック投入方式と操作部ビルトインタッチパネルを採用
  3. 「LABOSPECT」シリーズの試薬ボトルを採用

主な仕様

主な仕様
処理能力 比色項目(*)最大1,000テスト/時 、電解質(ISE) 最大 900テスト/時
最大同時分析項目数 最大63項目(比色項目(60)、ISE(3))
反応時間 3~10分(1分毎、項目毎に設定可能)
測定波長 12波長
反応温度 37±0.1℃ 反応槽恒温水循環方式
寸法 2,170(幅)×1,120(奥行き)×1,360(トップカバー高さ)mm(操作部を含む)
重量 約850 kg(分析部+検体搬送部+操作部)
  • * 比色項目:
    体内を循環する血液や体外へ排出される尿などの検体(サンプル)中の各種の成分を化学的な手法によって分析を行う検査を臨床化学検査と呼び、これらの検査では種々の成分が共存する中で、測定対象成分(項目)と検査試薬を特異的に反応させます。比色項目とは、その化学反応による生成物の吸光度や濁度を測定する方法や反応時間当たりの吸光度変化を測定する方法で算出される項目のことです。

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