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Hitachi

株式会社 日立ハイテク

2013年5月13日

株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:久田 眞佐男/以下、日立ハイテク)は、Nanosphere, Inc.(本社:米国/以下、ナノスフェア社)が開発したVerigeneシステムの、日本国内における総販売代理店契約を締結しましたのでお知らせいたします。

ナノスフェア社のVerigeneシステムは、病原体と薬剤耐性遺伝子の同時検出や、遺伝子多型解析の研究を目的とした、多項目同時遺伝子検出システムです。複数の標的核酸配列の同時検出が可能で、マイクロアレイ法に金ナノ粒子技術を採用することで精度の高い測定結果が得られます。また、核酸の抽出、増幅、検出、解析の工程を自動化することで、操作を簡単に、かつ測定時間の短縮を実現します。
日立ハイテクは、ナノスフェア社と日本国内におけるVerigeneシステムの総販売代理店契約を締結することで、研究用途向けにVerigeneシステムの装置と試薬の販売を開始し(販売開始時期・価格未定)、その後、体外診断用検査薬の開発・導入を計画しています。

なお、5月18日(土)と19日(日)に、香川県高松市にて開催される、「第62回日本医学検査学会」において、Verigeneシステムの装置と研究用試薬の展示説明を行う予定です。

Verigene システム構成例

Verigene システム構成例
・VerigeneプロセッサーSP(右・中) ・Verigeneリーダー(左) ・Verigene試薬キット(手前)
* 写真はリーダー1台、プロセッサーSP2台構成

主な特長

  1. 多項目同時測定(マルチプレックス測定):
    病原体・薬剤耐性遺伝子や遺伝子多型解析など、複数の標的核酸配列(遺伝子)を同時検
  2. 自動化による簡単操作:
    装置に、検体(前処理不要)・テストカートリッジ・消耗品をセットするだけで、自動処理が可能。測定のコスト・時間・手間を大幅に軽減
  3. 高感度測定:
    マイクロアレイ法によるハイブリダイゼーション技術、金ナノ粒子技術、コントロールモニタリング等の採用により、高感度測定を実現

測定項目(研究用)

測定項目(研究用)
測定領域 検出関連遺伝子(多項目同時測定) 製品名
感染症関連 呼吸器感染症ウイルス+薬剤耐性 呼吸器感染症ウイルス核酸検出キット
腸内細菌+ウイルス 腸内感染病原体核酸検出キット
SNP関連 VKORC1、CYP2C9 SNP検出キットVKORC1CYP2C9
CYP2C19 SNP検出キット CYP2C19
血液凝固因子 SNP検出キット 血液凝固因子

Nanosphere, Inc. 会社概要(2012年12月現在)

Nanosphere, Inc. 会社概要(2012年12月現在)
商号 Nanosphere, Inc.
本社所在地 4088 Commercial Ave., Northbrook, IL 60062, U.S.A.
代表者 Michael McGarrity
業務内容 Verigeneシステムの開発と製造、販売
従業員 151名
設立 2000年
資本金 $36,551,000
Webサイト http://www.nanosphere.us/

お問合せ先

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お問い合わせ先
科学・医用システム事業統括本部 医用システム営業本部 マーケティング部
担当:三浦、杉山
TEL:03-3504-5050
報道機関お問い合わせ先
CSR本部 CSR・コーポレートコミュニケーション部
担当:武内、松本
TEL:03-3504-7760
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