-世界最高水準の分解能と精度・再現性を実現-
2014年8月28日
ICP発光分光分析装置は励起された試料から放出される光を測定して、含有元素の同定と定量を高精度に行う装置で、シーケンシャル型とマルチ型があります。一般的にシーケンシャル型はマルチ型に比較して2~3倍の分解能を持ちます。(ICP : Inductively Coupled Plasma/高周波誘導結合プラズマ)
日立ハイテクサイエンスの「PS3500DDII」シリーズは分光光学素子の精密加工および光学系の最適化、進化したダイレクトドライブによるスキャニング技術により、高いスループットを有しながら、波長分解能(半値幅)を当社従来機の0.0045nm(ナノメートル)から世界最高水準の0.003nm(スキャン分解能は0.00065nm以下)へと向上させました。併せて繰り返し再現性も当社従来機比1/2に向上し測定結果の信頼性を高めました。今後、特に高分解能な分析ニーズが強い金属、セラミックスなどの高機能材料分野を中心に提案を進めてまいります。
波長分解能(半値幅)は光学系の改良により当社従来機の0.0045nmから世界最高水準の0.003nmへ向上しました。併せて分光器を駆動する高分解能ダイレクトモーターをより細かく制御することにより0.00065nm以下のスペクトルスキャンを実現し、近傍の干渉線との区分けがより明瞭になりました。
試料導入系などの改良により霧化試料の導入安定性が増し、繰り返し再現性が当社従来機比1/2に向上。測定結果の信頼性を高めました。
プラズマボックス配管とフィルターの配置を見直し、操作性と保守性が向上しました。またオプションで、Ar(アルゴン)ガス消費を半減するActiveFlowシステム、内標準専用分光器の利用もできます。
機種 | PS3520DDII (標準機)、PS3520VDDII (真空)、PS3520UVDDII (真空紫外) |
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波長分解能(半値幅) | 0.003nm (Hg313nm) |
スキャン分解能 | 0.00065nm |
波長駆動方式 | ダイレクトドライブ |
本体外形寸法、質量 | 1,325mm(W)×815mm(D)×1,455mm(H)、約310kg |
2,600万円から
100台/年間
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