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Hitachi

株式会社 日立ハイテク

2018年8月31日

株式会社日立ハイテクノロジーズ
ナノフォトン株式会社

 株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:宮﨑 正啓/以下、日立ハイテク)とナノフォトン株式会社(代表取締役会長:河田 聡/以下、ナノフォトン)は、このたび、ラマン分析機器事業における業務提携(以下、本提携)を開始しました。本提携のもと、日立ハイテクはナノフォトン製ラマン顕微鏡の販売機能の一部を担うとともに、両社でラマン分析機器の製造・開発を開始します。製造・開発・販売において協業することで、ラマン分析機器の新たなソリューションの提供をめざします。

 ラマン顕微鏡は、試料にレーザーを照射することで僅かに発生するラマン散乱光*1を検出し、分子構造や結晶構造、化学組成、応力、歪みなど、さまざまな物性を測定する分析機器です。非破壊・非接触で前処理なく大気中での測定が可能で、試料の状態を変化させることなく物質そのものの定性情報を取得できることから、材料、半導体、バイオ・メディカルなどの幅広い分野で、活用されています。

 日立ハイテクは、電子顕微鏡・科学機器を擁する科学システム事業のさらなる事業拡大をめざし、特定の新分野でそれぞれのニーズに応える高付加価値専用機の開発・拡販に注力しています。
 またナノフォトンは、ラマン分析機器の開発に特化した世界有数の技術力を有する企業で、回折限界*2に迫る空間分解能と高い三次元分解能を誇り、独自技術により高速イメージング*3などを実現したラマン顕微鏡を提供しています。

 本提携により、日立ハイテクはナノフォトン製ラマン顕微鏡の販売機能の一部を担い、また両社でラマン分析機器の新製品の製造・開発を推進することで、ラマン分析事業における一貫協力体制を構築します。日立ハイテクの電子顕微鏡・科学機器の製造・開発で培った高い技術力およびグローバル営業力と、ナノフォトンの独自技術である高速イメージングをはじめとするラマン分析機器に関する高い技術力により、ラマン分析機器に関する新たなソリューションの提供をめざします。

*1
ラマン散乱光:光を物質に照射した際に、僅かに発生する照射した光と異なる波長を持つ光。
*2
回析限界:光学系の持ち得ることのできる解像力の限界
*3
イメージング:試料が持つ分子構造や物性の空間分布の視覚化

【主な仕様】

日立ハイテクの概要
(1)名称 株式会社日立ハイテクノロジーズ
(2)所在地 東京都港区西新橋一丁目24番14号
(3)代表者 宮﨑 正啓
(4)事業内容 科学・医用システム、電子デバイスシステム、産業システム、先端産業部材といったエレクトロニクス関連を中心とする各種商品の販売および製品の製造・販売並びに、それらの取引に関連する保守・サービス等の提供
(5)設立年 1947年
ナノフォトンの概要
(1)名称 ナノフォトン株式会社
(2)所在地 大阪市北区梅田一丁目1番3-267号
(3)代表者 河田 聡
(4)事業内容  ラマン顕微鏡をはじめとする最先端理化学機器の開発・製造・販売
(5)設立年 2003年

お問合せ先

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お問い合わせ先
株式会社日立ハイテクノロジーズ
科学・医用システム事業統括本部
科学システム営業本部
担当:杉本 TEL:03-3504-6111

ナノフォトン株式会社
営業本部
担当:藤原 TEL:06-6878-9911
報道関係お問い合わせ先
株式会社日立ハイテクノロジーズ
CSR本部
CSR・コーポレートコミュニケーション部
担当:佐野、佐藤  TEL:03-3504-3933

ナノフォトン株式会社
マーケティング部
担当:與那嶺 TEL:06-6878-9911
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