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株式会社 日立ハイテクノロジーズ

慶應義塾大学と「プレシジョン・メディシン分子診断プロジェクト」を開始

-がんゲノム医療をはじめとするプレシジョン・メディシンの実現に貢献-

2019年3月18日

株式会社日立ハイテクノロジーズ

 株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:宮﨑 正啓/以下、日立ハイテク)は、慶應義塾大学薬学部(薬学部長:金澤 秀子)と共同で、プレシジョン・メディシン(精密医療)の課題解決をめざした「プレシジョン・メディシン分子診断プロジェクト」を開始します。

 プレシジョン・メディシンとは、遺伝子情報や生活環境・ライフスタイルにおける個々人の違いを考慮して疾病の治療を行う新たな医療です。なかでも、遺伝子情報に基づいて疾患原因や治療の効果・安全性を評価し最適な治療を行うゲノム医療は、近年の遺伝子解析技術の進展に伴い、臨床現場での普及が進んでいます。
 こうした状況の中、遺伝子解析を行う次世代シーケンサーなどの分子診断システム*1の臨床現場への導入が進んでいますが、分子診断システムは測定項目が多く、また測定原理が多様なことからシステムのバリデーション*2や品質・精度管理*3の標準化、品質・精度管理に必要な標準試料*4の技術的な確立などに至っておらず、同一目的の検査でも各検査機関における検査結果の差異が課題となっています。今後、プレシジョン・メディシンの実現に向けて分子診断システムのさらなる導入を図るためには、製品開発・販売を行う企業だけでなく、検査の品質・精度管理の技術的な確立において学術面からのアプローチを行う大学・研究機関などとの協力が不可欠です。

 本プロジェクトでは、日立ハイテクと慶應義塾大学薬学部が共同で、分子診断システムの品質・精度管理の標準化や標準試料などの確立への貢献をめざします。慶應義塾大学薬学部の創薬研究センター内に共同研究のためのラボを新設し、日立ハイテクが開発する分子診断システムを活用して、慶應義塾大学薬学部の持つ分析化学の専門性に加え、ゲノム医療を推進している慶應義塾大学医学部腫瘍センターとも連携し、本プロジェクトに取り組みます。

 本プロジェクトのもとプレシジョン・メディシンの普及をめざすとともに、日立ハイテクは、分子診断システムの開発を推進することにより、今後もバイオ・ヘルスケア分野においてさらに事業展開を加速し、健康社会の発展に貢献してまいります。

*1
分子診断システム:被験者から得られた生体試料を遺伝子やタンパク質などの分子レベルで解析するシステムであり、次世代シーケンサーによる検査のほかデータ解析などを含む
*2
バリデーション:検査の品質と信頼性確保のため、検査・分析の方法やその作業プロセスなどが適切であるか科学的に検証すること
*3
精度管理:正しい検査結果を得るため、検体と検査機器などの管理条件を定めること
*4
標準試料:物理的あるいは化学的な測定の基準として用いられる物質

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