株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:宮﨑 正啓)は、このたび2019年8月22日(木)から8月27日(火)までロシア連邦・カザンにて開催された第45回技能五輪国際大会において、日本代表として当社から出場した2選手が「CNC*1フライス盤」職種で銀メダル、「機械製図CAD*2」職種で敢闘賞を獲得しました。
技能五輪国際大会においては、第40回大会(2009年開催)以来、10年ぶりのメダル獲得となりました。
「CNCフライス盤」職種 | ||
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氏名 | 菊池 優斗(きくち ゆうと) 21歳 | |
結果 | 銀メダル | |
コメント | 4年間の集大成である本大会に懸ける思いをすべてぶつけることができ、悔いなく競技を終えることができました。今回銀メダルを獲得することができたのは、多くの方々のご支援のおかげであり、胸を張ってこのメダルを日本に持ち帰りたいと思います。 | |
「機械製図CAD」職種 | ||
氏名 | 沼畑 辰也(ぬまはた たつや) 20歳 | |
結果 | 敢闘賞 | |
コメント | 一生に一度しか出場することのできない国際大会で敢闘賞を獲得でき、嬉しく思います。「機械製図CAD」職種において当社からは12年ぶりの出場であり、わからないことも多く苦労した中、敢闘賞を獲得できたことに自信を持って日本に帰国したいと思います。 |
当社では、技能の伝承と若手技能者の育成を目的に1968年から技能五輪全国大会に代表選手を送り出しており、技能五輪国際大会においても入賞の実績を積み上げてきました。当社グループのハイテク製品を支えているのは、絶え間ない最先端技術の開発とそれを製品として形にする最高水準の技能であり、技能五輪への挑戦はモノづくりの原点につながると考えています。今後も「世界一のモノづくり」をめざして、若手技能者の育成と技能伝承に取り組んでいきます。
銀メダルを獲得した菊池選手
競技中の様子(左から、菊池選手、沼畑選手)
技能五輪国際大会は、参加各国における職業訓練の振興と青年技能者の国際交流、親善を図ることを目的に、1950年スペインで第1回大会が開催されました。現在は2年に1度(奇数年)開催されており、大会の参加資格は、大会開催年に22歳以下であることとなっており、一部競技を除き国際大会前年の技能五輪全国大会の優勝者に出場資格があります。
CNCフライス盤とは、加工する材料の前後・左右・上下への移動や定位置で回転している切削工具の位置などをコンピュータ制御し、加工する工作機械であり、部品の大量生産や複雑な形状の部品の製造に用いられます。競技では、図面を正確に理解し、機械や材料の特性を把握したうえで、加工方法・手順をイメージしたプログラミングをし、加工する技能を競います。
産業機械の組み立て図面や現物部品などをもとに、指定された部品の形状を3次元CADを用いてモデルを作成した上で、加工方法や寸法精度など製造工程で必要な情報を含んだ2次元の図面を作成します。図面から正確な部品形状を読み取る図面のイメージ力、実物モデルを正確に測定する能力、CAD操作能力、図面を描く上での規格の知識、見る人にわかりやすい図面を描くための表現力などを競います。
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