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Hitachi

株式会社 日立ハイテク

LA8080高速アミノ酸分析計用分析支援ソフトウエア「AminoARTS」を発売

-熟練者のノウハウに基づきユーザーの分析業務をサポート-

2019年12月24日

株式会社日立ハイテクノロジーズ

 株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:宮﨑 正啓/以下、日立ハイテク)の100%子会社で、分析・計測装置を製造・販売している株式会社日立ハイテクサイエンス(取締役社長:伊東 祐博/以下、日立ハイテクサイエンス)は、装置の立ち上げから分析までの操作を簡易化するLA8080高速アミノ酸分析計「AminoSAAYA」用分析支援ソフトウエア「AminoARTS(以下、「AminoARTS」)」を開発し、日本国内向けに販売開始します。
 「AminoARTS」は、アミノ酸業界のリーディングカンパニーである味の素株式会社(取締役社長:西井 孝明)と共同で、味の素株式会社のユーザー視点に基づいた製品企画力と日立ハイテクサイエンスの技術力によって開発したものです。

 アミノ酸分析計は、試料内に含まれる複数種類のアミノ酸を種類ごとに定量する装置であり、食品分野では「うま味」成分などの測定に活用され、バイオ・医療分野では健康サプリメントや薬の有効成分測定・品質管理など、幅広い用途で活用されています。日立ハイテクサイエンスは、検出が難しい多種類のアミノ酸を高い性能で分離し、定量的に分析するアミノ酸分析装置を1962年から提供しており、2017年にはLA8080高速アミノ酸分析計「AminoSAAYA」を発売しました。幅広い分野でアミノ酸分析のニーズが高くなる一方で、アミノ酸分析計は装置稼働前の準備や専門的な分析手順・分析方法などの設定が必要であり、操作や作業の簡易化・効率化が求められていました。

 「AminoARTS」は、アミノ酸分析における経験豊富な熟練者のノウハウに基づいて開発したソフトウエアです。分析の手順・方法など分析に必要な設定を自動化することでオペレーターが手動で行う操作を削減し、簡易化するとともにオペレーターの知識・経験に左右されることなく安定的に高精度な測定データを提供します。また、分析前に行う装置のコンディショニングについては、装置の状態や管理者の設定に応じて必要な項目や時間を自動で判別・実施する機能を搭載するとともに、試薬等の消耗品の交換タイミングを事前に知らせるアラート機能を搭載することで、安定した装置稼働による効率的な分析業務を実現します。日立ハイテクサイエンスは、「AminoARTS」の提供により、食品・バイオ・医療などさまざまな分野における品質管理を通じて、人々の健康で安全・安心な暮らしに貢献していきます。

 日立ハイテクグループは、「分析技術」をベースにバイオ・メディカル分野、安心・安全分野などでお客様の先端ニーズをいち早く捉え、付加価値の高いFocused Solutionの創出をめざしています。今後も、専用市場に特化したソリューションとワールドワイドでの事業拡大をめざし、個別化・高度化するお客様の課題にフォーカスした装置を開発・提供してまいります。

主な特長

1. シンプルな操作フロー

操作ボタンの数を最小限にし、枝分かれのない操作フローにより間違いの起こりにくいGUI (Graphical User Interface) を継承しています。

2. 自動コンディショニング設定

装置の休止時間や管理者の設定に応じて、分析開始時のコンディショニング項目や時間を自動設定します。

3. トラブル未然防止のアラート機能設定

分析開始前に消耗品のチェック、溶離液量と廃液量チェックを自動で実施し、 過不足が予想される場合にはアラートを表示します。

  • * 「AminoSAAYA」は、日立ハイテクサイエンスの日本国内における登録商標です。
  • * 「AminoARTS」は、日立ハイテクサイエンスの日本国内における商標です。

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LC部
担当:田中 TEL:050-3131-6844
報道機関お問い合わせ先
株式会社日立ハイテクノロジーズ
CSR本部
CSR・コーポレートコミュニケーション部
担当:西川、佐藤 TEL:090-5550-9196
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