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日立ハイテク
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アナリティカル・ソリューション事業

アナリティカル・ソリューション事業

将来ビジネス環境予測

1.5℃の場合

各国における脱炭素化実現に向けた法規制が整備・強化され、医用検査製品における環境負荷低減に資するニーズが増大します。具体的には、製品の製造に伴う自社事業所からのCO2排出削減のみならず、顧客への納入後~製品の使用に伴うCO2の排出量を削減することが求められます。パートナー企業が設定した環境目標へ協力要請が出始めており、今後その対応のための費用負担が増加する可能性があります。

4℃の場合

気候変動に起因する台風や洪水などの自然災害による被害が激増するため、自社やサプライヤの製造・物流拠点の強靭化が求められます。装置納入の遅延防止、長距離輸送に伴うCO2排出量削減の観点からも、医療用装置や分析装置製品の現地生産、サービス拠点の現地化が進むと考えられます。お客様が気候変動による災害の激甚化によって被災した際の、検査機器のバックアップサポート体制を充実させることも必要になります。

当社の対応

  1. 自社事業所からのCO2排出量削減(Scope 1, 2)
    日立ハイテクでは、世界の医療機関や研究機関へ分析装置や関連消耗品を供給しており、災害時でも継続供給を実現するため、BCP拠点として日立ハイテク九州を設立するとともに、再生可能エネルギーの利用と太陽光パネルの設置および営業車のEV化によりカーボンニュートラルを達成しました。当社では2030年度までに製造拠点におけるCO2排出ゼロの実現をめざしており、他の医用・分析装置製造拠点を含む各拠点の使用電力を順次、再生可能エネルギーに切り替えるなど、CO2排出量削減の取り組みを進めています。
  2. お客様の製品使用などによるCO2排出量の削減(Scope3)
    当社では2016年度から環境配慮設計(エコデザイン)とライフサイクルアセスメントを導入した製品開発プロセスを導入しています。この取り組みにより、製品のバリューチェーン(原材料調達、製品使用など)のCO2削減に寄与します。このようなエコデザイン製品を拡充し医用検査製品における環境負荷低減に貢献します。
  3. 自然災害に対するBCP対応
    増加傾向にある自然災害については、BCPをもとに事業中断リスクへの対応力を強化します。