日立ハイテクの女子バスケットボール部「日立ハイテク クーガーズ」には、65年を超える伝統がある。1951年に、株式会社日立製作所の那珂工場(現・日立ハイテク那珂地区)が設立された年に誕生した。
2000年に国内最高峰のWリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)に昇格し、2001年にチーム名を「スクァレルズ」、2007年から華麗なパフォーマンスで見る人を魅了するという思いを込めて「クーガーズ」に変更、縦横無尽に走り闘志あふれるプレイを続けている。
わが国の企業スポーツは、高度経済成長期に大いに盛り上がったものの、バブル経済が崩壊した1990年代になると休廃部する実業団チームが相次いだ。そうした潮流の中で、日立ハイテク クーガーズは、社員の連帯の象徴として活動を継続し、2001年の「株式会社日立ハイテクノロジーズ」創立後は、企業およびグループのシンボルスポーツに位置づけられた。
今日では、「Hitachi High-Tech SPIRIT」を体現する存在として活動し、地域の子どもたちを対象とする「バスケットクリニック」などを通じて、社会貢献面でも大きな役割を果たしている。