社員の心に「火をつける」

「Hitachi High-Tech SPIRIT プロジェクト」の提案を受け、2010年度から、「Hitachi High-Tech SPIRIT」の理解・浸透を図り、社員の心に「火をつける」仕掛けとして、毎回20名の選抜メンバを集めて「SPIRIT Meeting」が始動した。

第1回「SPIRI TMeeting」では大林社長が講話を行い、2回目以降も必ず役員が講話を行った。構成は本社で一日討議を実施し、職場に持ち帰り、職場観察・議論を踏まえ、経営研修所で1泊2日の日程で「ありたき企業像」「大切な価値を共有」する戦略、組織・人材の活性化などにわたって議論を重ねた。

部門・職種の枠を超えて社員を集めることで、「カオスから生じる化学反応を起こす」ことが狙いだった。それぞれが自分の職場の課題を持ち寄って議論を進めることで、自分の考えをどう伝えるか、相手は何を考えているのか、自分たちをどのように見ているのかを肌で理解し、相手の立場から考えることが重要だった。ミーティング後の懇親会もコミュニケーションを深める貴重な場となった。

国内だけでなくASEAN、東アジアからもメンバを招聘、米国、欧州には日本から出張して「SPIRI TMeeting」を行っている。現地法人社長が講話を行い、現地スタッフがそれぞれの課題を持ち寄って議論を重ねた。

このMeetingを通じて、集約されたのが、「Hitachi High-Tech SPIRIT」であり、「CHALLENGE」「OPEN」「SPEED」「TEAMWORK」の4つのキーワードであった。

Hitachi High-Tech SPIRIT 
『SPIRIT Handbook』
日本語・英語・中国語で制作し、グローバルに活動を展開