2001年10月の統合にあたり、経営方針としてCSR活動の充実を掲げ、社会への情報発信にも力を入れてきた。統合とともに環境管理部が発足し、環境との調和をめざして環境マネジメントシステムの取り組みや「環境報告書」の作成などを進めてきた。
2005年4月には、初めてCSRを冠したCSR・環境推進部を新設した。同推進部は、2006年4月に執行役専務を本部長とするCSR推進本部に発展し、その後2011年4月に、CSR経営を企業活動の中核に据えるべくCSR本部を新設し、法務・CSR部、コーポレート・コミュニケーション部、環境推進部を置きCSR経営を推進している。
さらに、2015年よりCSRの国際規格であるISO26000をベースとし、グループ・グローバルレベルで方針の設定とその達成度を評価することで活動の質の向上を図り、CSRと経営の一体化を進めている。
特に、ワールドワイドで事業を展開していることをふまえ、当社グループとしてグローバルな視点でコンプライアンス、環境リスク低減などを展開している。また、多様な感性や価値観を尊重し、組織の活性化につなげるダイバーシティ・マネジメントに積極的に取り組んでいる。
情報発信では、「環境報告書」を発展させ、2005年から「CSR報告書」を発行してきた。2015年にはCSR情報と財務情報等を一体化して企業活動を説明する「統合報告書」を発行した。このような情報発信により、当社を取り巻くステークホルダーの理解を深めるとともに、ステークホルダーからの意見を採りいれてCSR活動のさらなる発展につなげている。