Corona SH-1300Lab grating microplate reader
相澤 若菜*1
ご好評のSH-1000 シリーズの新モデル「SH-1300Lab」を平成27年4月に発売しました。基本機能はそのままに、さらに新機能を搭載して、お客様に納得頂ける価格でグレーティング吸光度リーダを提供いたします。
近年マイクロプレートリーダは、薬品の基礎研究用、 臨床検査用、食品・衛生検査用などの検査用等、幅広く利用されています。SH-1300Labは自由に波長設定ができるだけでなく、スペクトル測定も可能ですので各種測定に対応し、応用分野が広がります。
現在、干渉フィルタ方式吸光度リーダを使用しているお客様、またはこれから購入を検討されているお客様にお勧めです。
ICP発光分光分析装置は、光源に高周波誘導結合プラズマ(ICP)を用いた発光分光分析法の一つの手法である。分析試料を霧化してICPに導入し、ICPのエネルギーにより分析試料中の原子を励起、発光させる。放出された発光線は各元素の固有の波長を持つために、波長の値から定性を、発光の強度から定量分析を行うことができる。ICP発光分光分析装置のプラズマは、一般に温度が5,000~8,000 Kと高温であるため、ほとんどの元素を励起発光させることが可能である。
タンパク質定量法ではさまざまな方法が開発されていまが、それぞれに長所と短所があり、同一サンプルでも手法により測定結果に差が見られることがあります。SH-1300Labでは可視域をカバーしていますので、BCA法、Biuret法、Bradford法、Lowry法の測定が可能です。あらかじめ測定プロトコルが登録されていますので、すぐに測定を開始できます。マイクロプレートを用いたタンパク質定量にはSH-1300Labをご活用ください。
登録プロトコル名 | 測定方法 | 測定法 | 波長 |
---|---|---|---|
タンパク質定量 BCA法 | 吸光度 | エンドポイント | 562 nm |
タンパク質定量 Biuret法 | 吸光度 | エンドポイント | 546 nm |
タンパク質定量 Bradford法 | 吸光度 | エンドポイント | 595 nm |
タンパク質定量 Lowry法 | 吸光度 | エンドポイント | 750 nm |
コロナ電気は、国内唯一のマイクロプレートリーダのメーカとして、ユーザーニーズを積極的に取り入れ、最高水準の機能を数多く搭載したグレーティングマイクロプレートリーダ「SH-1300Lab」は、ご使用いただくお客様にご満足いただける製品であると確信しております。
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