吸着力顕微鏡(Adhesion)
原理: 試料を縦振動させ、走査中に探針の接触・脱離を連続して行い、脱離する際のカンチレバーのたわみ量を画像化して吸着力分布を得ます。

図のようにスキャナを正弦波で振動させると、探針が試料方面の吸着から離れた瞬間、脱離して減衰振動を起こし、再び表面に接触しては、同じ動作を繰り返します。AFM走査を行いながら、単親が吸着から離れた瞬間のレバーのたわみ量を画像化して吸着力分布を得ています。

【吸着力顕微鏡の用途】
- 高分子、金属材料、無機材料などの表面の吸着力マッピング
- フォースカーブによる吸着力測定と相補的に使用できます
吸着力顕微鏡(Adhesion)の適用例
試料:ラングミュア・ブロジット膜(LB膜)/Si基板
形状像 吸着像

<参考資料>

各資料をご覧いただくには、S.I.naviへの会員登録が必要です。
以下より承っております。