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HPLC Chromaster(クロムマスター)-抗真菌剤の分析-

近年骨髄・臓器移植の免疫抑制剤による副作用や、癌化学療法・HIV感染などによる免疫低下により、深在性(全身性・内臓性)の感染症が増加しています。そこで、広い抗菌スペクトルを有する抗菌薬が多く開発されています。
中でもアゾール系抗真菌薬は、選択性が高いため、内用や注射剤として広く使用されていますが、肝臓のシトクロームP450で代謝され、多数の薬物相互作用があるために、他の薬剤との併用時には副作用発生を防ぐため、抗菌薬の血中濃度モニタリングの必要性が求められています。 以下にアゾール系抗真菌薬(ケトコナゾール、ヒドロキシイトラコナゾール、イトラコナゾール)の分析例について紹介します。

抗真菌剤の分析

試料:
アゾール系抗真菌剤(ケトコナゾール、ヒドロキシイトラコナゾール、イトラコナゾール) 試料は100 µg/mLになるように、アセトニトリルで調製しました。

標準試料:

-

装置構成:

Empower2 データ処理システム

分析条件:

カラム HITACHI LaChrom C18 (3 µm) (4.6 mmI.D. x 100 mm)
溶離液 (A) 10 mM KH2PO,K2HPO4(pH 7.0)/アセトニトリル4CN = 50/50
(B)アセトニトリル3CN
*Gradient Program:0分(B)→10分(B)50%
流量 1.0 mL/min
カラム温度 40°C
検出 260 nm
注入量 20 µL

標準試料測定結果:

-

注意:本掲載データは測定例を示すもので、数値を保証するものではありません。
本製品は研究用です。診断用ではありません。

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