History
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2024年度時点の本社29部門・全国10支店の
これまでの歩み、トピックス、今後の展望をご紹介します。※株式会社、財団法人、社団法人、国立大学法人等の記載は省略しています。
Kyushu Branch Office
所在地:福岡県福岡市博多区上川端町12番20号 ふくぎん博多ビル4階
九州支店は、2008年10月以降現在の福岡市博多区上川端町に事務所を置き、同じフロアに入居している日立ハイテクと共にニューノーマルな働き方を考慮した事務所のレイアウト変更を2023年2月に行い、コミュニケーションの活性化と業務パフォーマンスの向上を図っている。
また、九州支店の就労人員は10年前の2014年10月付の40名から、現在(2024年6月付)では49名に増員となっている。(九州全体でも就労人員を同時期で比較すると65名から85名と増員となっている)
現在九州支店には、プロセス装置部、評価装置部、解析装置部、分析装置部、医用機器部、計測制御部の6部門が所属しているが、2016年より国内営業部は本社へ業務移管されている。また九州支店のサービスセンタ及びサービスステーションは2014年以降も変わりなく5か所(熊本/大分/宮崎/鹿児島/沖縄)に配置しており、九州全域及び中国地区の一部など幅広いエリアにおいて、機動力を活かした高品質・高効率サービスの実現を重点目標に掲げてサービス活動を行っている。
なお、鹿児島サービスステーションについては、2022年1月に全国の拠点に先立ちサテライトオフィス機能を有する事務所として移転開設している。また熊本は今後の重要拠点としての役割を担い、2023年4月よりサービスセンタへ格上げとなり、2024年10月には事務所のレイアウト変更を実施した。
直近10年の九州支店の歩みを語るうえで決して忘れてはならない出来事は、2016年4月に発生した熊本地震である。熊本地震は前震・本震と最大震度7の大地震が2度も発生するというこれまでにないものであった。そのような状況で「初動時の迅速かつ的確な判断の重要性」や「情報をより効果的に共有できる工夫が必要である」ことを念頭に置き、本社や全国のエンジニアの支援を頂きながら当社が一丸となり、復旧支援に全力を挙げてお客様の装置早期復旧に貢献できたことと、何よりもチームワークの良さ(団結力)と達成感を皆で分かち合うことができたことは大きな収穫であった。
そうした経験を生かして、2020年2月~2023年5月の新型コロナウイルス感染症の影響により生活様式や業務形態が大きく変わるなかでも、チームワークの良さを発揮し感染拡大を最小限に留めると共に、そのような状況下にも関わらず、業績面では2021以降現在まで右肩上がりの業績を維持している。今後も九州支店(5拠点含む)は、持ち前のチームワークを活かして「安全と健康を守ることは全てに優先する」を念頭に置き、チーム目標達成に向けた取り組みを進めていく。
九州支店事務所のレイアウト変更
熊本地震復旧支援に対する感謝状
半導体ファウンドリ世界最大手の子会社が第1工場を九州/熊本に設立(2024年2月開所式)したことにより、日立ハイテクグループ全体としての体制強化が急務となった。すでに追加出資による第2工場の建設(2024年末までに着工)も発表されており、今後も日立ハイテクと連携した更なるサービス体制強化を図っていく。
また、2024年4月には日立製作所ヘルスケア事業の会社分割、および日立ハイテクへの承継により一部のサービス事業が当社へ移管された。その移管に伴い、九州支店でも医用機器二部の新しいメンバーを迎え、今後は医用機器一部との一体運営による顧客接点強化・対応迅速化により、更なるCS向上を図っていく。
社会貢献活動として、事務所周辺の清掃(左)や、別府大分マラソン前一斉清掃に参加した
今後の数年間は、九州は半導体産業を中心に盛り上がりを見せていくことが予想される。特に熊本に開設された半導体製造会社に関しては、さらなる工場新設も期待されており、大きな市場として捉え、日立ハイテクと連携強化を図り、九州(熊本)地区の半導体顧客への体制強化や共創拠点(日立ハイテク開設予定)の整備が必要となる。
また、「新シリコンアイランド九州」として、上記以外にもパワー半導体への活発な投資による新工場の整備も進んでおり、それぞれ2025年11月までに稼働開始予定である。今後サービスを展開していくうえで、サービス体制の見直し・強化、物流倉庫(部品供給体制)の強化、人財育成が急務となってくる。
一方で、半導体産業は周期的な景気の落ち込みも懸念されるため、今後も全部門で継続した顧客課題解決に向けたサービスの提供(価値創造)が必要となることから、九州支店としてもさらなる成長のため支店一丸となって取り組んでいく。