History
組織から見る
2024年度時点の本社29部門・全国10支店の
これまでの歩み、トピックス、今後の展望をご紹介します。※株式会社、財団法人、社団法人、国立大学法人等の記載は省略しています。
Service Sales Dept.
サービス営業部では、主に日立ハイテクグループで国内と海外のお客様へ販売・納入した装置に使用するサービス部品を販売する業務を担当している。
直近10年の組織の変遷としては、2017年3月までサービス営業本部に配属し、国内営業部と海外営業部に分かれ、それぞれ国内と海外のお客様へ営業活動を行っていた。同年4月から、サービス部品本部が新たに設置され、サービス部品に関連した部門である国内営業部、海外営業部、調達・ロジスティクスセンタの3部門で構成され、サービス部品の引き合いから部品供給まで全体的な流れについて協力して改善を進めていた。
2019年4月から科学・医用サービス本部へ移転し、国内営業部と海外営業部は、営業活動を行うサービス営業部とお客様の注文伝票処理を行うサービス部品センタに組織変更した。2020年4月、サービス営業部とサービス部品センタが統合され、サービス営業部になり、役割を明確にした5つのグループ構成となった。
2020年コロナ禍拡大により、事務所での作業から在宅業務へ変更せざるを得なくなり、伝票業務が多い部門において紙に印刷して進めていた業務は、電子書類への変更を余儀なくされた。在宅業務の中、オンライン会議により社員間で知恵を出し合い検討を進めた結果、ほとんどの業務を電子書類での対応への変更を実現した。その結果、紙使用量の削減が可能となり環境へ配慮した業務に大きく貢献することになった。
現時点の国内向けと海外向けの営業業務内容は以下となっている。
国内営業の業務は、日立ハイテク、日立ハイテクサイエンス、HIRANUMAが国内顧客へ販売した装置の部品・消耗品販売およびお客様のニーズに応じたソリューション商品の販売を担当している。主な担当分野は、医用、分析、解析である。
海外営業の業務は、日立ハイテクが海外顧客へ販売した装置のサービス部品販売を担当している。業務内容は、注文処理・輸出管理・輸出手配を対応。主な担当分野は、医用・分析・バイオ・評価・解析である。一方、営業活動を行う担当分野は医用、分析、バイオである。
国内市場は、主に医用・分析装置の稼動台数の減少に伴い、部品・消耗品販売の伸張が見込めず、お客様のニーズにお応えするソリューション商品として、2018年に試料作製用のダイヤモンドワイヤー切断機、2020年にウィルス対策用にクリーンエア製品、2021年に装置への地震対策用として免震装置(μ-Solator)の販売を開始した。ファブレス製品のHIRANUMA、堀場関係の装置販売も取り組みを実施している。
海外市場は、医用分野において日立ハイテクを含むRoche Diagnostics社とのコラボレーションビジネスでビジネスが飛躍的に伸び、部品の販売も装置稼動台数に沿って伸張し、海外部品販売の業績は医用製品が大きく占めている。
国内営業については、部品・消耗品販売において、地球環境改善への貢献に向け、紙作業削減のため、電子注文取引への変更促進、RPA活用によるデジタルプロセスへの移行を進めるとともに、配送効率化に向けた部品年間販売契約の拡大への取組を実施する。
一方で、営業活動強化のため人財育成を図り、お客様ニーズにお応えするソリューション商品のラインアップ充実と販売促進により、サービス事業の業績拡大に貢献していく。
海外営業については、医用製品を中心にビジネス規模が拡大する中、お客様へ供給する物量の増加に伴い、自社在庫量の増加によるCCCへの影響が課題となっている。各国需要に合わせた在庫量の適正化を進め、キャッシュフロー改善を図っていくとともに、各国の環境法令の変化に合わせた輸出管理の整備を進めていくことで、地球環境改善の貢献とお客様への安定的な供給を進めることで、持続的な成長をめざしていく。